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PostgreSQLの歴史

POSTGRES

PostgreSQLの前身はカリフォルニア大学バークレー校で書かれたPOSTGRESというパッケージです。
1986年から始まった"POSTGRESプロジェクト"は幾つかのリリースを経て、1989年6月にバージョン1を外部(校外)ユーザへとリリースしました。
その後、バージョン2が1990年6月に、バージョン3が1991年に登場し、様々な研究用や業務用として利用者を拡大していきました。
しかし、これによりプロトタイプコードの保守とサポートの負担が増え、本来の研究に支障をきたすようになってしまいました。
この負担を減らす為に、バージョン4.2を最後にプロジェクトは終了する事となりました。

Postgres95

POSTGRESプロジェクトの終了後、1994年にAndrew Yu氏とJolly Chen氏によってPOSTGRESにSQL言語インタプリタが追加され、翌1995年にPostgres95 0.01としてリリースされました。
当時話題だったMicrosoft社の新OS「Windows95」に倣い、バージョン番号ではなく年号を付与してPostgres95と命名されたようですね。

そして、"PL/pgPerl"の実装、LIKE構文の実装、"GROUP BY" 問い合わせ句のサポートなどの機能追加やバグフィックスを経て、Postgres95としてはリリース0.01からリリース1.09までがリリースされました。

PostgreSQL

1996年になって、"Postgres95"という年号付きの名称が時と共に陳腐化していくことに対する危惧から新たな名称が与えられました。
それが"PostgreSQL"という現在の名称ですが、これは元々の名称であった"POSTGRES"と"SQL"対応の最新版との関連性を反映するものだそうです。
また、この名称変更に伴い"POSTGRESプロジェクト"からの連番によるバージョン番号が設定され、最初のPOSTGRESから数えて6番目のメジャーバージョンアップという事で(PostgreSQL1.0ではなく)"PostgreSQL6.0"として1997年1月29日にリリースされました。

この頃になると、日本でも株式会社SRA石井達夫氏(現在はSRA OSS, Inc. 日本支社 取締役 支社長)を中心とした"Postgres95"以来のML等による普及活動の甲斐もあって、その利用者を増やしていく事となります。
1999年7月には日本PostgreSQLユーザー会(初代理事長は石井達夫氏)が設立され、日本語でのPostgreSQLに関するドキュメントの入手や情報交換に、現在に至るまで多大な貢献をしています。
また、この頃から徐々にLinuxなどのUNIX互換OSが普及し始めた事が、PostgreSQLの普及にも良い効果をもたらした事は間違いないでしょう。

そして、PostgreSQLは幾度かのバージョンアップを経て、現時点(2007年1月15日)での最新バージョンは"8.2.1"です。
2005年1月にリリースされた"8.0"からはWindows上でもエミュレータなどを使わないでネイティブに稼動するWindows版がリリースされるようになり、今後も、更にユーザの裾野を広げていく事になるでしょう。

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